専攻科生に学ぶ
2012年12月22日 00時00分 昨年度に引き続き、1年生は「情報C」の授業の中で、『個人研究』を行っています。自分の興味のあるテーマを設定し、それについて調べてまとめ、クラスのみんなの前でプレゼンテーションを行います。やっと、ほぼすべての生徒がテーマ設定を終え、本や新聞、インターネット等を使って情報を集め、まとめている段階です。今回1年生が行っている『個人研究』と似た取り組みを、専攻科生は『学びまつり』の中で、長年取り組んでおられます。先輩方の発表を1年生にも見てもらって、自分たちの個人研究に活かしてほしいと、専攻科生に話をしてもらうように依頼したところ、快く引き受けていただきました。
「次元」 前田 健二 「不×9」 西村 渚
「芸術論」 山田 千華 「正義論」 齋藤 佑太
「日本論」 高松 賢汰 「西洋思想史」 近藤 拓郎
「ゲーム理論」 米田 季朗 「贈与論」 谷口 詩織
「トポロジー」 水石 安里紗 「生命論」 高力 聡史
先輩の話に興味津々 後輩からの質問に丁寧に答えてくれました。
1年生にとっても、興味深い内容ばかりで、身近にあるものを例に出して話してくれたので、内容も割と理解できていたように感じました。
生徒達の感想の中に、「専攻科の方の話を聞く機会がなかったが、学生から授業を受けるというのは新鮮でした。」「どのように勉強したり、どの分野を強化するべきなのかということや、読書の重要性を考えるきっかけなりました。」「参考にしたいと思うところが沢山ありました。資料のまとめ方や、図の使い方はもちろん、話し方など色々学びました。」「自分の考えがしっかりしておられて、話が上手でびっくりしました。やはり、本を沢山読んで、色々な人の考えを吸収して成長していきたいです。」 とありました。先輩の話を聞いたことで、よい刺激になったのではないかと思います。
発表してくれた全員が、本を読むことの大切さを1年生に伝えてくれました。先輩の話を聞いて、”本を読まないといけない”という思いが高まったようで、早速、図書館に向かう1年生の姿や、テーマを見直す姿などが見受けられました。冬休み中に、多くの本を読んで、しっかり自分の考えをまとめてくれることを期待します。