首都圏研修 第二日目
2017年1月26日 20時04分首都圏研修二日目は、昨日に引き続き快晴の空のもと、文系、理系に分かれて研修をしました。
★文系★
朝八時半に宿舎を出発して、まず一つ目の研修、本校OBの読売新聞社東京本社にお勤めの山崎純之介さんを訪ねました。
用意していただいた朝刊を全員で読み進み、新聞の読み方を学びました。記事の内容の厚みと深さを出すための地道な努力、他社に抜かれないための努力、正確な記事を書くための人の話を聞く仕事に王道がないことなどなど、日々思考停止にならずにスキルアップを意識した生身の生活を語ってくださいました。続いて本社屋の心臓部である、吹き抜け、仕切りなしのオフィス見学をして、各デスクの様子などを観察することができました。
ディスカッションの様子
東京本社ロビーにて
本日二本目の研修は、東京駅横の鉄鋼ビル内にあるほけんの窓口の窪田泰彦社長をお訪ねしました。まず、とてもおいしい昼食をご馳走になり、社長から米沢藩主であった上杉鷹山の「民」を大切にする考え方を基本に、自ら、周りの人を幸せにすることを仕事の基本としていること、「尊敬」という言葉を大切にしている生きざまを語っていただきました。
社長が悩んだ時の対処法は、高いところ(たとえば東京タワー)に登って周りを見ていると心が晴れてきて、その結果ワンクッションとなり、拙速な行動をとらずに済むそうで、「常に前を向いていれば、未来と自分は変えられるよ」と後輩に熱いエールと愛情をたくさん注いでくださいました。
お話を聞き入る生徒たち
三本目は、JICA市ヶ谷の地球ひろばを訪問し、人間の安全保障の展示見学とワークショップのあと、ケニアに二年間派遣されていたJICA職員の村上敦さんから具体的にケニアでの生活の様子、スポーツ指導員の仕事等をスライドを交えて教えていただきました。
この机に四人座って勉強するのは・・・・
各国の民族衣装を試着
全員で記念撮影
★理系★
朝食後、バスに乗りつくばまで移動しました。
最初に、RIKENバイオリソースセンターを訪問しました。ここでは、生物系の話を聞くことができました。万能細胞であるiPS細胞やES細胞についての講義とバイオハザードP4や細胞の液体窒素による超低温保存施設見学をしました。
次に、JAXAを訪問しました。物理系の施設見学となりました。展示館でのロケットや宇宙ステーションの実験棟の実物大の展示物を見学した後、宇宙ステーションの管制施設や宇宙飛行士の訓練施設を見学することができました。
最後に、NIMS(国立研究開発法人 物質・材料研究機構)を訪問しました。ここでは化学系のお話を聞くことができました。発電所のタービンなどに用いる金属材料の疲労耐久性の検査の様子や電子顕微鏡によるナノサイズでの金属材料の観察や世界最高峰の耐震ダンパーの説明を聞きました。優れた研究成果をあげておられました。
夕食後、本校OB7名が宿泊しているホテルに集合し、座談会を持つことができました。大学での学びや生活の様子、高校時代の生活や勉強の仕方を丁寧に話してくれました。文武両道をめざしている後輩たちにとっては、とても貴重な時間となりました。
7名のOBの先輩たち、いそがしいなか、ありがとうございました。感謝!!