今回の訓練では、校舎の一部に大きな被害があり、通行できない避難経路があるという想定のもと、安全が確保された避難経路を選び、体育館へ避難しました。

点呼後、避難集合場所にいない生徒の捜索が必要になりました。倉吉消防署の方に、ドローンを活用した行方不明者捜索の模擬実演を行っていただきました。実際に体育館内でドローンを飛ばし、体育館後方に倒れている生徒を発見するという想定のもと、上空からの映像を確認しながら捜索活動が進められる様子を披露していただきました。高度にあるドローンからは、人体、人の顔を認識し、生徒を無事、捜索することができました。

倉吉消防署の方からの講評では、「一回一回の避難訓練を大切にしてほしい」とのお話がありました。大規模災害時には、消防署自体も被災している可能性があり、出動要請が重なることで、すぐに現場に駆けつけることが難しい場合もあります。そのため、「自助」「共助」「公助」の考え方が非常に重要であり、自分たちで自分たちの命を守る意識と備えが求められることを、改めて教えていただきました。