育友会

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ごあいさつ     

育友会会長 衣笠優子

皆様には日頃より育友会活動にご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。令和6年度、引き続き会長を務めさせていただくことになりました。一年間どうぞよろしくお願いします。

 さて、本校育友会の目的は、倉吉東高の教育方針である「倉吉東高のかたち」を踏まえ、積極的に協力し、保護者と教職員が一体となって、生徒を学習面、生活面から支援し、保護者一人一人が学び、参加・交流できるような活動をすることにあります。

 ここ数年、コロナの影響で十分な活動ができず、以前の活動が引き継がれぬまま会員の皆さまが次々と卒業されていきました。ようやく落ち着いてきた今、何をどうするのか、本当に必要な活動は何なのかと原点に立ち返って考え、今年度は早速、強歩大会での豚汁支援を復活するなど、その第一歩を踏み出しているところです。

 高校生である我が子達は、大人への過程の中で、最も大切な時期をこの学校で過ごしていますが、どんな中で学び、学校生活を送っているのか、見て感じることも必要だと思います。育友会では今年度、このような機会を少しでも取り入れていけるよう検討してまいります。「身近で参加しやすく、笑顔溢れる楽しい活動」を企画運営して、役員全員で一致団結して頑張りたいと思います。

 社会状況が変化しても変わらないのは、子どもたちを全力で応援する親の心であると思います。今後とも、会員の皆様が気持ちよく、充実感に満ちた活動となるよう心掛けてまいりますのでご支援、ご協力くださいますようお願いします。

※令和6年度よりこの育友会(PTA)コーナーは、保護者の皆さまにお伝えしたい情報を育友会本部役員が書いて、発信しております。

 
◎育友会ブログは令和5年度をもって終了しました
 

育友会IBブログリレー!

2021年4月14日 08時55分


②TOK「風が吹くと桶屋が儲かる」のは本当か?    TOK担当 岩野 竜二

 本校IB(国際バカロレア)で、TOK(Theory of knowledge:知の理論)を担当する岩野です。

 この科目では、みなさんが知っている知識は、どこからどのように身につけたのか。みなさんが、ただしいとしている知識は本当にただしいのか、といった【知識そのもの】や【知るということ】について学びます。
 
 さて、題名にしている「風が吹くと桶屋が儲かる」について、説明できますか。
 風が吹くと…(  A  )…桶が売れまくるので、桶屋が儲かる。
 【風が吹く】というスタートと【桶屋が儲かる】というゴールを結ぶ、( A )について考える手法を『論理的思考』といいます。( A )について、「最もポピュラーなものは何か」と問えば、およそひとつの答えが出せます。これを『正解』とする一方、いろいろとツッコミどころがあっても(最もポピュラーな『正解』ですらツッコミどころがありますが)ひとまず、説明できたら答えが出たとします。これが『最適解』です。最近は、『正解』よりも『最適解』について考えましょうという傾向にあります。
そして、【そもそも、それは本当なのか】、つまり「風が吹くと桶屋が儲かるのは本当か」「本当なら、その根拠となるものは何か」「偽ならば、なぜそのような知識が一般化しているのか」などについて考える手法である『批判的思考』は、『論理的思考』とあわせて、今後さらに重要視される思考スキルであり、TOKを学ぶうえでも、中心となるものです。

TOKでは、知識について様々な分野(技術・言語・政治・宗教・土着の社会)との関連のテーマや、様々な領域(歴史・人間科学・自然科学・芸術・数学)を通して学びます。また、この科目で得た学びをTOK展示やTOKエッセイ(小論文)で表現します。

私自身も生徒ともに学び続けることができそうな科目ですので、楽しんで準備していますし、開講を楽しみにしています。
続いては、このTOKについてのことや、IBそのものについて、さらに掘り下げていただきましょう。
お楽しみに!