育友会IBブログリレー!
2021年4月20日 08時01分③TOK「知っている」とは? TOK担当 宋 志連
皆様、初めまして。TOK(知の理論)の第二担当者の宋(そん)です。
岩野先生の後でなかなか書きづらいですが、私の思うTOKについて短く書きたいと思います。TOKは国際バカロレア教育のディプロマプログラムの中で「コア」と呼ばれる学びの中心付近(学びの中心は学習者ですのでその外側)に位置しています。その位置からもTOKは国際バカロレア教育において非常に重要なものだと理解していただけると思います。
2019年に初めてTOKのワークショップ(研修会)に参加したときに、自己紹介の中で「あなたが知っていることを一つ、ペアの相手に話してください」と言われました。
初めて会う相手に自分が知っていることを一つ伝えること。私たちはよく「知っている」という表現を使いますが、それは一体具体的にはどのような状態を指すのでしょう?
私はこの時、「韓国人は辛い物が好きだ」という、自分でも明らかにおかしいと思う答えを伝え、それがクラスの皆にシェアされたとき、嘲笑されました。このワークショップでの経験は、現在の私を支えるガソリンとなっています。
皆さんはこの問いにどう答えますか?保護者の皆様も現在中学生、小学生の皆様も倉吉東高で一緒に考えてみませんか?