育友会

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ごあいさつ

                         育友会会長    衣笠優子

 今年度、会長を務めさせていただくことになりました。皆さま一年間どうぞよろしくお願いいたします。さて、本校PTAは倉吉東高「育友会」といいます。明治44年に活動の先駆けとなる「父兄懇談会」が開催され、昭和22年には育友会として設立、現在まで活動が継続されています。コロナ禍を経た今、活動の新たな価値付けなどの必要を感じています。さらに、時代が変わっても変わらないのが子どもたちの健やかな成長を願う親心であり、大人同士の関わりと協力は欠かせません。今後育友会としては、会員同士がしっかりと繋がり、情報を共有し前例踏襲にとらわれず活動をしていきたいと思います。子どもたち一人ひとりの夢の実現に向けた挑戦や、充実した高校生活を送っていけるよう、楽しみながらしっかりとサポートしていきましょう。何かとご多忙とは存じますが、育友会への積極的なご参加とご協力を、よろしくお願いいたします。

※ 今年度から育友会のこのコーナーは、保護者の皆さまにお伝えしたい情報を育友会本部役員が書いて情報を発信しております。

 
◎育友会ブログは令和5年度をもって終了しました
 

育友会IBブログリレー!

2021年5月25日 18時38分

⑥ 「CAS」って何 ~地域コミュニティの中で成長~ CAS担当 木村敬子

 国際バカロレア(IB)のディプロマプログラム(DP)では、DP科目の「言語と文化」、「言語の習得」、「個人と社会」などの他、コア(核)科目であるCASを必修で行います。CASとは「Creativity(創造性)」「Activity(活動)」「Service(奉仕)」のことで、DPの中核です。CASは「IBの使命」や「IBの学習者像」の倫理原則に沿って、生徒が自己認識とアイデンティティを構築することを後押しします。CASは、創造的思考を伴う芸術などの活動に取り組む「Creativity」、健康的なライフスタイルの実践を促す身体的活動としての「Activity」、学習に有益であり、かつ無報酬で自発的な交流活動を行う「Service」の3つの要素で構成されています。これらの3つの要素は活動の中でさまざまに組み合わせることができます。   
 CASには正式な評価はありませんが、必要要件であるため、CASを行った記録・証拠の自己管理が必要です。また、CASにおいて達成しなければならないこととして、以下の5項目が挙げられます。
①DP開始から少なくとも18か月にわたって継続する(CASの活動を毎週1回以上継続して行う)
②定期的な活動とアドバイザーとのミーティングを行う(毎月数回行う)
③CASポートフォリオを作成する(記録・証拠を残す)
④CASステージを使用する(調査、準備、行動、振り返り、実証を行う)
⑤CASプロジェクトに取り組む(活動の中で、最低1つはロングプロジェクトを行う)ことが挙げられます。
 地域や世界には、自ら問いを立て、解決していくことが求められる場面が数多くあります。CASは授業時間外での活動がメインになり、興味関心や必要な学習、達成したい目標に応じた活動を自ら計画し、実行し、振り返りをしていきます。そのプロセスの中で、多様な文化の理解と尊重の精神を築き、新しい可能性を探り、新しい挑戦を行い、地域や世界のコミュニティの一員として大きな成長を遂げていきます。