意外と身近な「令和のＳＮＳトラブル」


11月18日、倉吉東高校大会議室にて健全育成委員会講演会を開催しました。今年のテーマは「令和のＳＮＳトラブル」。倉吉警察署生活安全課巡査部長の井上ちひろ様にご講演いただきました。
  生活安全課では、市民生活の安全と平穏に関すること、例えばストーカーやＤＶ、少年非行防止活動、悪徳商法や廃棄物不法投棄の取り締まりなど、市民生活の中で起こりうる様々なトラブルに関わる業務を行なっているそうです。一方で、トラブルに会わないようにするための注意喚起や情報提供も大切な業務であるとのことで、講演を引き受けてくださいました。

今回の講演では、近年巧妙化してきたと言われる特殊詐欺の手口や闇バイトの勧誘、その実例などを交えて、お話を伺いました。何度も繰り返しておられたのは、「お金の話になったら詐欺だと思ってください」。鳥取県内でもSNSを使った特殊詐欺などの被害件数は多く、今年は10月までの被害額が、鳥取県内で数億円、倉吉管内でも数千万円にのぼるそうです（添付画像参照）。また、被害者のうち20代が占める割合が4割を超えており、中高生を含め、若年層への啓発が大切とのことでした。


  昨今、オンラインゲームを含むＳＮＳツールやスマホ決済など、個人情報をやり取りする場面は格段に増えました。そんな中、巧妙な手口で個人情報が盗まれ、それを盾に架空請求をされたり、闇バイトなどで犯罪組織に取り込まれたり、といったトラブルのニュースは後を絶ちません。アマゾンや楽天といった実在企業のサイトを騙って、銀行口座やクレジットカードに関する個人情報の入力に誘導するフィッシングメールなど、毎日数える気にならないほど目にします。
　講演を聞いて、自分や家族の個人情報や身の安全を守りながらＳＮＳを使いこなすために、子供たちや家族がトラブルに巻き込まれた時、あるいは巻き込まれないようにするために、普段の生活の中でどんなことに注意しておいたらよいのかを、自分ごととして考えるようにしていきたいと思いました。  講師の井上様からいただいた資料の一部は、インターネット上にも公開されていますので、ぜひご覧ください。

鳥取県のＷＥＢサイト；闇バイトに加担しないために
https://www.pref.tottori.lg.jp/secure/1381071/manga.pdf

鳥取県警のＷＥＢサイト；闇バイトは犯罪です
https://www.pref.tottori.lg.jp/311319.htm

その他の情報サイト；ＳＮＳ型の詐欺に注意
https://share.google/images/avUbbg0JtBISfu1rK
https://x.com/gov_online/status/1795772075853898028
https://share.google/images/VOx68hr3IGAaO7gPw  
https://x.com/gov_online/status/1798308790053621887