読書・小論文活動概要

 本校では、平成8年度から平成30年度まで読書小論文活動を実施していました。1・2年生は、夏休みと冬休みに課題図書の読書と小論文の作成を行い、優秀作品は「志在千里」に掲載し、また課題図書の著者を招いての講演会等も行い、読解力や表現力の向上に一定の成果を収めてきました。現在は図書館での図書館ゼミや読書会など、本に親しむための活動を積極的に行っています。 
 平成19年度からは、進んで読書を行い、主体的に学びながら向上しようとする人間の育成を目指して、朝読書の取組みを開始しました。 

第2回図書館ゼミその④が開催されました

2010年8月20日 00時00分
 820日(金)午後、第2回図書館ゼミそのが行われました。ここまでの3回のゼミで三島由紀夫の『班女』『葵上』を読み、考えた上で、演じる練習をしてきました。そして最終回の本日は、会場を鳥取市鹿野町の「鳥の劇場」のスタジオに移して、ミニ発表会を行いました。

  最初の1時間はそれぞれの班で発表に向けての確認作業を行いました。今回は、劇団の衣装や道具をお借りすることができましたので、それらの効果的な使い方を考えながらの練習となりました。また、練習には劇団が稽古に使っておられる劇場も使わせていただきました。劇場は9月に開催される鳥の演劇祭の稽古場となっていて、本番で使われる大道具などが置かれており、はからずも本物に触れる経験ができました。

 各班が一通り発表した上で講師の中島諒人先生からアドバイスをいただき、それを受けて微調整して最後にもう一度発表。最後の発表では、ご指導いただいたおかげで、今までとはひと味もふた味も違う、それぞれの個性が生きた発表会となりました。

 参加の生徒からは「いい男を演じろと助言を受けたけれども、読み取るのも演じるのも難しいと思いました」「発表を相互で鑑賞することで、お互いにいい影響を与えあって、いい仕上がりになって良かったです」などの感想が寄せられました。

 また、講師の中島先生からは「これからも演劇に興味を持って欲しいし、何事にも挑戦して欲しい」と励ましの言葉をいただきました。

              

  スタジオだけではなく、劇場も使って稽古              「君の扇をいつも大事にもっていたんだ…」(『班女』より)
                                         参加して下さった劇団員さんの迫力に押されて演技も白熱

          

   衣装をつけて演じてみます。                    こちらも康子と光のシーン。                      
   六条康子と光のシーン(『葵上』より)               同じシーンでも印象が違います。       

                                                                                                                                   

          

   4回のゼミを振り返って意見交換をします              最後に劇場前で記念撮影