進路指導の方針

本校では,将来仕事をすることを通して社会に貢献することができる人材の育成をめざしています。倉吉東高3年間の教育活動を通じて,幅広く豊かな教養はもちろん,社会から求められる力や自らの「生きる力」を身につけていきます。

具体的には以下のような取り組みを行っています。

  1. キャリア教育の観点から,将来の進路を考える指導
  2. 自らの人生に高い志を持ち,実現に向けて主体的に取り組む指導
  3. 互いに刺激しあい,高め合う集団の育成
  4. 個々の進路目標に対応した適切な指導(面談,添削,推薦入試指導,小論文・面接指導)

進路講演会での質問の回答3

2009年10月3日 00時00分
長江先生からの回答3

Q10

2年進学時に理系を選ばず文系に進み、現在希望が食物関係(理系)になりました。進路実現のために親はどのように対応すればよいでしょう?私立大は今のところ希望しておらず、国立だと受験科目が勉強できていない状況です。(3年)

食物関係をご希望とのこと。栄養系の学部をご希望でしたら、理科2科目は多くの大学で必須であると思います。理科1科目の大学が少数ありますが、あまり選択の余地がない数であるのと、どちらにしても不足している部分は個人的な努力が必要となると思います。このあたりは貴校の先生の方がお詳しいですし、一度ご相談されてはと思います。そうでなく、食品系の研究開発職をご希望でしたら、農学部等の学部でも大学院進学を前提に、可能であると思います。また、食品関係の企業に就職を希望され、商品開発などの職種をお考えでしたら、文系であっても配属の可能性があります。

Q11

残念ながら親に人間力がありません。そんな中でどうすれば子どもに人との関わり方をアドバイスしてあたればいいのでしょうか?(3年)

そのようにご自分をふりかえる姿勢が人間力だと思います。親だから、子どもよりどんな場面でも優れていなければ、と考えると苦しいですね。どんなに人生経験が勝っていたとしても、子どもは親とは違った場面の中で生きているので、親のノウハウがそのまま役立つかどうかはわからないと思います。お子様がどんな現実に直面し、どう感じているのかを聞きながら、一緒に考えることで十分なのではないかと思います。