R7年度解放研フィールドワークを行いました
2025年12月6日 14時39分8月31日(土)に解放研でフィールドワークを行いました。場所は、岡山県津山市の北部です。
今回の目的は、明治初期に岡山県北部で起こった、明治政府による徴兵制・学制・租税に加えて、被差別部落の人々を「平民」とする「解放令」に反対した農民による一揆「美作騒擾(みまさかそうじょう)」についての学習でした。
実際に焼き討ちにあった被差別部落の一帯や、一揆の農民に被差別部落の人々が殺害された河原等を訪れました。近くの神社には焼き討ち跡がまだ残っているなど、現地に行って学ぶことが多かったです。
案内していただいた加茂人権問題研究会の原田は、美作騒擾については現地ではほとんど知られていないため、被差別部落に対する差別の歴史としてこの事件を語り継がなければならないとおっしゃっていました。
鳥取に近い地でこのような事件があったこと、そして非常時にこそ差別が表面化することを心してこれからも学習し続けたいと思いました。来年度もフィールドワークを続けたいと思います。
加茂人権問題研究会設立の慰霊碑
事件のあった河原で説明を聞く