国際高校生フォーラム

The Annual International Senior High School Students' Forum in Kurayoshi

高校生が独自の自由な発想を生かして、現代社会の諸問題に真正面から取り組み、その解決策を模索する場が国際高校生フォーラムです。学校・地域・国境を越えた意見交換をするなかで、高校生として今考えうる最大限可能な問題解決の方向をまとめ、将来の日本および世界に貢献できる資質を身につけることを目指しています。平成14年に始まったこの取り組みは、平成30年に17回目を迎えました。

目的

  1. 広い視野と深い問題意識をもち、公正で逞しいリーダーとして次代を担う高い志をもつ生徒の育成。
  2. 効果的な表現方法を用い、説得力のあるプレゼンテーションができる生徒の育成。
  3. 広汎な交流と知的・社会的刺激の授受により高度な学びへ向かう主体的生徒の育成。

Senior High School Students' Forum

高校生フォーラム 閉幕

2010年8月9日 00時00分

 第9回国際高校生フォーラムin倉吉 第3日目 8月9日(月)
第3日目の今日は、閉会行事(プレゼンテーションの表彰式・特別講義)が行われました。

結果  最優秀校  鳥取県立倉吉東高等学校
          優秀校   長崎県立長崎東高等学校
          優秀校   鹿児島県立甲南高等学校

 早稲田大学・弦間正彦先生は「どのチームもわかりやすく、工夫がなされていた。現状把握をした上での解決策になっており、またグローバルな視点も盛り込まれており、大差ない結果であった。」と講評されました。また、倉吉東高は「伝統と科学技術の重要性・広汎なアプローチ」を、長崎東高は「地域レベルの取組」を、甲南高は「高校生に何ができるか・中長期的な視点」を評価されました。
 表彰式に引き続き、筑波大学の高橋大輔先生に「国際食料需給と日本農業」というテーマで特別講義をしていただきました。先生は「途上国に対して、技術の開発・普及やインフラ整備などの援助を行い、同時に日本が安定的に食料を輸入できるようにすることが、私の考えるまず一番の解決策である。」と強調されました。
 最後に、陶山達也実行委員長がお礼の言葉を述べ、閉会行事はすべて終了しました。その後、各校参加者は倉吉旧市内に場所を移し、最後の交流を深めました
                                                    
  
 優秀校の長崎県立長崎東高等学校                  優秀校の鹿児島県立甲南高等学校                          
                                           
 最優秀校の鳥取県立倉吉東高等学校                弦間正彦先生による講評                       
  手前・福嶋凡子さん(3年) 奥・牧嶋啓さん(3年)                                            
                                                 
 高橋大輔先生による特別講義。「フォーラムの順位が重要    倉吉旧市内の赤瓦での交流風景
なのではない。どういう問題意識を持って、どう考えたのかを
忘れないでほしい。」というメッセージが添えられました。