鴨水同窓会
  
     鴨水同窓会長 藤井武親

   
 鴨水同窓会員ならびに鳥取県中部の皆様におかれましては、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

 本会は、わが母校、鳥取県立倉吉東高等学校の同窓会員相互の親善を図り、各自向上発展に資し、母校との連携を密にすることを目的としております。私のような母校を卒業してから半世紀に及ぶ時を経たものとして、幾多の経験を後世へ受け継ぐには、大変大切な枠組みであると捉えます。ご賛同いただける御会員の皆様にこの意義をご了知頂き、母校の皆様や後輩の方々との更なる共栄を目指します。遠く離れていても郷土に対する想いは変わらないはずです。母校、そして鳥取県中部地域の発展の為、小さくともお役に立てられれば本望で御座います。技術革新により、何時でも何処でも仕事ができる時代となりました。インフラ整備が進み、田舎の人間味あふれる生活が、寧ろ価値を生む時代です。会員の皆様の結集により素晴らしい未来が開けると確信しております。夢のような未来に向け、皆様と共に歩むこと、これに勝る幸せが御座いますでしょうか。

皆様におかれましては、躍進を続ける母校と、この地域への熱きご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

 
鴨水同窓会会則.pdf ■鴨水同窓会役員名簿.pdf鴨水同窓会支部役員名簿.pdf
総会主幹学年趣意書.pdf




 

 

創立記念日OB講演会を実施

2010年4月15日 00時00分

4月15日は本校の創立記念日です。毎年この日にはOBを招いての講演会を実施しており、102回目となる今年は、前関東学院大学学長の松井和則氏をお招きし「大学での学びを有意義にするために-考えるヒントとして-」と題して講演していただきました。先生は、「産業構造や社会システムが急激に変化する中、学校で学んだ知識そのものが社会での成功に直結する事は少ない。しかし学校で身に付けた学習習慣や学びに対する態度、それに導かれた成功体験は、社会での専門性を高めるのに大変役立つ。18才を人生のピークと考えるのではなく、将来を見据えた真の『学ぶ力』を身につけてもらいたい」などとお話しいただきました。
 
   
 
    スクリーンを用いて現代の大学事情を紹介             生徒会長・副会長による謝辞と花束贈呈

同窓会情報

2010年3月30日 00時00分

 感謝 東高第29回(昭和53年)卒業生の皆さま
 
 平成21年の鴨水同窓会総会の幹事を務められた29回卒業生の皆さまから、東高に寄附をいただきました。早速、木製のベンチを購入し、中庭に設置いたしました。末長く使わせていただきます。ありがとうございました。

國岡靖夫元校長先生、伊藤文利本校同窓会長、秋の叙勲受章

2009年11月5日 00時00分

先日の秋の叙勲で、國岡靖夫本校元校長(平成2年4月~平成4年3月)が瑞宝小綬章を、また伊藤文利現鴨水同窓会長が旭日双光章をそれぞれ受章されました。本校に関わりの深いお二人の受章は本校にとっても誠に喜ばしく、皆様にご報告いたします。

創立記念日OB講演会

2009年4月15日 00時00分

本校第17回卒業生で、映画監督の吉田一夫さんを講師にお招きし、講演会を実施しました。

吉田さんは、現在も続いている「倉東学園祭」の創始者と言ってもよい方であるが、吉田さんにとって、この学園祭がどういう意味を持っていたのかを語っていただいた。「その当時の自分は、他人にどう評価されているのか、どのように見えているのかばかりを考えていたが、それは周りが全て『敵』といことと同じであった。ところが学園祭を成功させようとする取組みの中で、仲間との絆を実感できた。」

また、映画監督を目指した理由を
「一つは失恋。彼女を見返してやりたかった。同じやるなら、一番難しいことに挑戦したかった。自分の好きなことなら、どんな困難にも耐えられると思ったから。映画監督になるという情熱が数日で消えることなく、持続していることに気づいたから。」

<吉田語録 in 講演会>
「嫉妬や妬みは、original sin、業、性 である。故にそれを乗り越えるためには、訓練が必要である。」
「他人の個性を理解することは自分を見つめる第一歩である。」
「誰でもrespectされたい気持ちを持っている。(自分もそうだった。何もないくせに・・・)」
「愛の中には、相互のrespectの交流、心のやり取りが含まれている。」
「市川崑監督に『欠点こそ長所になりうる』と言われた。欠点を長所に変える努力こそが自分の特徴を生み出す。」
「一番好きな俳優は高倉健さん。彼は基本的な演技の勉強をしたことがないことに非常なコンプレックスを持っているが、それを補う自分なりの大変な努力をしていた。」

吉田さんは、講演後半に、映画監督ならではの視点で「
映画の『ヒーロー・ヒロイン』の資格」というお話をしてくださいました。ヒーローとして、『もののけ姫』の「アシタカ」を、ヒロインとしては『千と千尋・・・』から「千尋」をとりあげ、映画の場面を示しながら「他人のために自分の『命』を捧げようとする、つまり自分の利益を超越し、献身的に何かを行うこと、打算ではなく、相手のことを本当に思いやる気持ちに基づいて行動に移せる」それがヒーロー・ヒロインの資格であると述べながら、それこそがOBとして君たち後輩に期待したいことだとおっしゃいました。

その後、10名程度の生徒たちが弁当を持ち込んで、吉田さんを囲みながら質問攻めにしているのが印象的でした。

吉田さんには、「この講演会に招いていただくことはOBにとって大変な名誉です。」と言っていただきました。ありがとうございました。