育友会:第65回中・四国高P連大会(報告)②
2023年7月31日 08時27分午後の発表前はお弁当タイム。
岡山大会用に特別に考えられた特製のお弁当で、
9種類のおかずやご飯を美味しくいただきました。
午後の最初は高校生による発表。
3つの高校の共通キーワードは、
探究活動からの地域貢献、地域活性化、地域連携という印象でした。
各高校の取り組みをご紹介します。
「岡山県立倉敷古城池高等学校」
1年次からの探究活動に主体的に取り組みながら、社会との関わりや影響を考えて、地域と連携した活動をしています。これらの活動は先輩から引き継がれ、さらにブラッシングアップしながら今も進んでいます。
・子ども食堂や公民館活動への運営参加
・財団と協力した海岸や海底ごみ調査
・水島・藤戸ツアーガイドなど
高校生が、「高校生として今だから出来ることは何か?」探究して活動していることが、「若さは最大の武器」「地域を元気に!勇気づけてくれる存在」と地域に信頼され、そして今後への期待の大きさが感じられた発表でした。
続いて、「岡山県立倉敷商業高等学校」
地域のビジネスリーダーの育成を目指し、学びの場を教室から地域に広げ、社会との関わりの中で学びを深めていくPBL(課題解決型学習)を1年生から3年生まで計画的かつ統計的に行っています。
・伝統工芸品の減少抑止のアイデア
・倉敷天文台の知名度アップ戦略
・地域のマルシェへの参加
高校生一人ひとりが課題解決の目標を持ち、取り組んでいます。
地域や社会の課題を見つけ、まずは知る、調べる、体験する。
地元を知ることで解決に向けて動いていく。
その過程の中で良さを感じ、地域の一員としての自覚を持つ。マルシェや観光ガイドを通し、コミュニケーション能力を向上させたいなどです。
会場を見渡しながら、堂々した発表が印象的でした。
最後は「倉敷翠松高等学校」
全国に先駆けて茶道を正課に取り入れ、近年では主体的な学びの一環として地域の課題を考え、その解決に向けた探究的学びにも力を入れています。
・岡山県の抹茶作り
・白石踊りの継承と存続
お茶文化を普及したいと考えた探究活動の一環としてスタートし、その活動の中で農家の人手不足や耕作放棄地といった農家が抱える問題を知り、解決の一つとして抹茶製造に取り組みました。地域活性化に繋がる活動になり、また販売などのビジネスチャンスにもなっています。
また、白石島の過疎化、少子化から伝統文化の衰退という危機感を解決すべく、活動が始まりました。島民と踊った白石踊りのことを、新聞コンクールへ応募したり、新聞投稿したりと積極的に活動したことが認められ、歴史的文化研究フォーラムで優秀賞に選ばれました。凄いことですね。
機会があったらお抹茶をいただいてみたいです。
発表について、倉吉東高の生徒の皆さんにも読んでいただけると嬉しいです。
その③に続く