第2学年 大学学部調べ学習 発表会
2012年3月14日 00時00分今年度、進路LHRの活動の一つとして新たに取り組んできた、大学学部調べ学習の発表会を行いました。
本校では,将来仕事をすることを通して社会に貢献することができる人材の育成をめざしています。倉吉東高3年間の教育活動を通じて,幅広く豊かな教養はもちろん,社会から求められる力や自らの「生きる力」を身につけていきます。
具体的には以下のような取り組みを行っています。
センター試験まで残すところあと3か月を切りました。
3年・専攻科の生徒は今月から模試ラッシュに突入し,毎週毎週,弱点補強等の対策,実施後の自己分析と見直し,対策の再検討等に追われています。たて続けに行われる模試をただ受けるのではなく,また,ただ判定を見るのではなく,それぞれの模試の意義をきちんと理解した上で闘い抜くよう生徒たちには伝えています。10月以降の模試には次のような意義があると思います。
(1) マーク模試(進研・河合塾)
センター力を計る模試で,センター換算得点を利用して出願大学を検討します。一定レベルの基礎力が身についているかどうかを見ますが,最終的にはどれだけ緻密に学習しているかということが結果として現れます。緻密さとは誠実さということであり,どれだけ地道にコツコツ積み上げてきたかということです。さらに誠実さ以外にも広い視野と基礎をうまく利用する力が必要となります。
対策としては,まず謙虚に基礎を繰り返すことだと思います。また,国公立大学の平均倍率が約5倍ということを考えれば,たった一問に泣くということもあり得ることですので,一問に執着して解き切るという訓練をしておかなければなりません。
(2) 記述模試(進研・河合塾)
マーク模試とのドッキング判定が出る模試で,二次力を計るための出願時の重要な資料となります。
蓄えた知識や技能を出力する力が試され,考察力や分析力はもちろん,表現する力,相手に的確に伝える力が問われます。また,問作者の意図を感じ,それに沿った解答を提示することが要求されます。さらに,長い論述説明を要求される問題に対しては,あきらめずに執着して書き切る強い精神力が必要となってきます。
対策としてはとにかく出力すること(書くこと)と,出力したものを教員に見てもらうことです。
偏差値が下がる傾向が強い模試ですので,危機感を持たせながら臨ませるようにしています。
(3) 進路指導テスト(校内模試)
3年・専攻科生に対しては年間5回実施されます。各教科35点という平均点管理がされており,過卒生のデータをもとにした本校独自の大学ランキング表(進路のしおり参照)で二次力を判定します。判定の精度は外部業者の模試に負けないくらい高く,「進路指導テスト」と呼ぶにふさわしい伝統と誇りある模試となっています。次回が最終回ですが,第3回~第5回の結果と記述模試の結果に基づいて,二次試験で闘えるかどうかを判断します。生徒それぞれの進路を決定する上で最も重要な資料となる模試です。
(4) その他
上記の他に判定が返ってくる模試は「大学別入試オープン」,「全統CTプレ」,「駿台CTプレ」の3つがあります。その他にセンター前にパック模試を3回程度行います。マーク式の模試を連続して行うことで力の安定度を計ります。模試のたびに成績の波があるようでは真の力とは言えません。
生徒たちにはやや疲れの色は見えるものの,20時過ぎまで学校を軸足として学習に励んでいます。多くの生徒が主体的に教室に残り,集団の中で孤独に闘う姿があります。教員に質問をする生徒もかなり多くなり,質問の質も向上してきています。受験を通してたくましく成長していると感じています。
いよいよこれからが本番です。健康管理も受験に必要な力ですので健康第一で生徒も保護者も教員も団体戦で頑張っていきたいと思います。