育友会主催大学進学懇話会を行いました
2021年11月15日 08時36分大学生活について「本音で語る」をテーマにお話しいただきました。
ごあいさつ
育友会会長 衣笠優子
皆様には日頃より育友会活動にご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。令和6年度、引き続き会長を務めさせていただくことになりました。一年間どうぞよろしくお願いします。
さて、本校育友会の目的は、倉吉東高の教育方針である「倉吉東高のかたち」を踏まえ、積極的に協力し、保護者と教職員が一体となって、生徒を学習面、生活面から支援し、保護者一人一人が学び、参加・交流できるような活動をすることにあります。
ここ数年、コロナの影響で十分な活動ができず、以前の活動が引き継がれぬまま会員の皆さまが次々と卒業されていきました。ようやく落ち着いてきた今、何をどうするのか、本当に必要な活動は何なのかと原点に立ち返って考え、今年度は早速、強歩大会での豚汁支援を復活するなど、その第一歩を踏み出しているところです。
高校生である我が子達は、大人への過程の中で、最も大切な時期をこの学校で過ごしていますが、どんな中で学び、学校生活を送っているのか、見て感じることも必要だと思います。育友会では今年度、このような機会を少しでも取り入れていけるよう検討してまいります。「身近で参加しやすく、笑顔溢れる楽しい活動」を企画運営して、役員全員で一致団結して頑張りたいと思います。
社会状況が変化しても変わらないのは、子どもたちを全力で応援する親の心であると思います。今後とも、会員の皆様が気持ちよく、充実感に満ちた活動となるよう心掛けてまいりますのでご支援、ご協力くださいますようお願いします。
※令和6年度よりこの育友会(PTA)コーナーは、保護者の皆さまにお伝えしたい情報を育友会本部役員が書いて、発信しております。
現役大学生から進路選択や大学生活の話を聴くチャンスです!
今年もオンラインで行いますが、その様子を生でご覧いただけますので、
ぜひ会場にお越しください!
後日YouTubeで配信もさせていただきます。
大学進学懇話会案内.pdf
⑨IBにおけるHistory History担当 髙濵 成人
⑧物理 担当 浪花健一
物理を担当します,浪花です。
日本においては,昨年度の3年生より共通テストが始まりました。御存知の通り,英語外部検定試験や記述式問題の導入が延期されました。e-Portfolio(学習や部活動などの活動したことを電子データとして蓄積し,それを入試に活用する仕組む)とともに,大学入試改革の大きな柱が次々と中止に追い込まれています。そこには,公平性や格差の問題があり,現時点で解決ができていないことが判断の原因であると思いますが,そもそも,大学入試改革を行う理由を考えてみると,「グローバル人材の育成のためには,英語の4技能(読む,聞く,書く,話す)の育成」,「記述力の低下(表現力の低下)」,「試験が1発勝負で,高校3年間の学びの評価が難しい」といった課題意識があるように思います。日本の大学生の学習時間は,世界でも低いことも問題視されていますし,OECDの調査によると,日本の15歳の読解力は低下しています。そのため,こういった課題の解決に向けての1つの手段が国際バカロレア教育(IB)であると考えています。倉吉東高では,IBコースの生徒は最大で1学年20人を想定していますので,他の多くの生徒へは,IB教育の手法の一部を取り入れながら日本のカリキュラムを行い,IBの教育効果を学校全体で共有したいと考えています。
IB物理の学び方の特徴の1つが,過去の科学者の足跡を追いながら,「どのように法則が発見されてきたのか」という観点で学ぶことです。そのため,実験を行い,実験結果の分析・評価は重視されます。テクノロジーが進化しているので,分析や評価には,ICT(PCを用いた計算やグラフ描写,数値シミュレーション等)といった新しいツール使用します。その一方で,様々な文献を読みながら(読解),考察したり,文書や数式,グラフ等を用いてレポートを作成(表現)します。文献の中には,日本語だけでなく英語の文献も含まれます。こういった学びの中の成果物を蓄積し,国内の大学へは特別入試(以前の推薦やAO入試)で受験していくことになります。国内の大学の一部では,IB修了者だけを対象にするIB入試を実施している大学もあります。
VUCA(Volatility(変動性・不安定さ),Uncertainty(不確実性・不確定さ),Complexity(複雑性),Ambiguity(曖昧性・不明確さ))な時代において,試行錯誤しながら「解」を見出し,イノベーションを起こしたり,起業したりすることが増えてきた中では,「過去の人たちがどのように研究したか」を現代の最新のツールを用いて学ぶことは大きな意義があるように思います。このように「学び方を学ぶ(探究的に学ぶ)」ことは,IBの使命にある「生涯にわたって学び続ける」学習者の育成に大きくつながっていますし,令和4年度から始まる新学習指導要領の考え方と同じことだと思います。
最後に,ウロボロスの蛇(下図)を紹介します。頭に近いほど大きなモノ(地球→星→宇宙)であり,しっぽに近いほど小さなモノ(細胞→原子→素粒子)が書いてあります。 頭がしっぽを食べている様子が,宇宙と素粒子の研究が密接にかかわっていることを表しています。一見関係性がないと思える大きな宇宙と,小さな素粒子が,実は密接に関係していることが分かっています。岩間先生は生物の回において,「Biologyにおいて、空間軸としては分子レベルのミクロから地球レベルのマクロの視点」と書いていますが,物理学の方がその幅は広いです。ただ広いからと言って,物理学が有益で生物学より上であるという単純な比較は全く意味がありません。私達を構成している原子や分子のことを1つ1つ理解したとしても,それらがタンパク質となり私達を形成することにおいて,説明できないことはたくさんあります。「脳」についても,生物学や物理学だけでなく,化学,数学,工学,医学,薬学等において研究がなされていますし,心理学に代表される文系的なアプローチもあります。物理学には学ぶ対象が「宇宙」であれば「天文学」(宇宙物理学)となり,生物であれば「生物物理学」,経済であれば「経済物理学」と呼ばれます。IB物理を通じて,先入観等で自分で壁を作らず,俯瞰的に世界や自然と向き合う人になって欲しいと思います。
⑦「生命」とは何か ~IB-Biologyでの探究~ Biology担当 岩間 周二
Biology担当の岩間です。
「生物とは何か?」
それは「生命をもつ物」
それでは
「生命とは何か?」
「命はいつ、どこから生まれたのだろうか?」
「胚はいつから生命と言えるのか?」
「ES細胞の医学への応用は倫理的にどこまで許されるか?」
「AIが感情をもてば新たな生物といえるのだろうか?」
これらの問に対して、Biologyにおいて、空間軸としては分子レベルのミクロから地球レベルのマクロの視点にわたって、また時間軸としては地球が誕生したと言われる46億年前から現在に至るまでの視点で「生物」とは何かを探究していきます。
ここでクイズです。
Q. ヒト1人のもっているすべてのDNAをつなげていくとどのくらいの長さになるでしょうか。
選択肢1 鳥取県の米子から鳥取までの距離
選択肢2 鹿児島から北海道までの距離
選択肢3 地球一周
選択肢4 地球から月までの距離
選択肢5 選択肢5より長い距離
答えは、選択肢6(地球から太陽までの距離の800倍)となります。このような天文学的な長さのDNAを私たち1人がそれぞれもっていることは神秘的であると同時に、そのようなDNAがどのように私たちの体に納められていてどのようにはたらいているのか、完全に説明することはできません。前回のリレーブログでは、「CAS(創造性・活動・奉仕)」を通して、協働、問題解決、対立解消、創造的思考やクリティカル・シンキングなどのスキルを向上させ、さらに自分のアイデンティティーを確立することが求められるをCAS担当の木村先生が述べられていました。
IB-Biologyでは、生物学をとおして、「生命とは何か」というロマンティックな問に向き合い、生命のアイデンティティを探究していくための準備をしています。
Biology is a discipline that pursues the Identity of living things from the perspective of commonality and diversity. To develop space and time in a spiral. I am looking forward to working with you on a journey to explore Biology.Thank you.
⑥ 「CAS」って何 ~地域コミュニティの中で成長~ CAS担当 木村敬子
国際バカロレア(IB)のディプロマプログラム(DP)では、DP科目の「言語と文化」、「言語の習得」、「個人と社会」などの他、コア(核)科目であるCASを必修で行います。CASとは「Creativity(創造性)」「Activity(活動)」「Service(奉仕)」のことで、DPの中核です。CASは「IBの使命」や「IBの学習者像」の倫理原則に沿って、生徒が自己認識とアイデンティティを構築することを後押しします。CASは、創造的思考を伴う芸術などの活動に取り組む「Creativity」、健康的なライフスタイルの実践を促す身体的活動としての「Activity」、学習に有益であり、かつ無報酬で自発的な交流活動を行う「Service」の3つの要素で構成されています。これらの3つの要素は活動の中でさまざまに組み合わせることができます。
CASには正式な評価はありませんが、必要要件であるため、CASを行った記録・証拠の自己管理が必要です。また、CASにおいて達成しなければならないこととして、以下の5項目が挙げられます。
①DP開始から少なくとも18か月にわたって継続する(CASの活動を毎週1回以上継続して行う)
②定期的な活動とアドバイザーとのミーティングを行う(毎月数回行う)
③CASポートフォリオを作成する(記録・証拠を残す)
④CASステージを使用する(調査、準備、行動、振り返り、実証を行う)
⑤CASプロジェクトに取り組む(活動の中で、最低1つはロングプロジェクトを行う)ことが挙げられます。
地域や世界には、自ら問いを立て、解決していくことが求められる場面が数多くあります。CASは授業時間外での活動がメインになり、興味関心や必要な学習、達成したい目標に応じた活動を自ら計画し、実行し、振り返りをしていきます。そのプロセスの中で、多様な文化の理解と尊重の精神を築き、新しい可能性を探り、新しい挑戦を行い、地域や世界のコミュニティの一員として大きな成長を遂げていきます。
日頃から育友会活動に御理解と御協力を賜り厚くお礼申し上げます。
さて、本年度の育友会定期総会は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から書面による決議とし、会員の皆様に書面表決書・委任状を御提出いただきました。
その結果について、御報告いたします。本日、お子様にも配布させていただいております。
なお、貴重な御意見をいただいておりますので、今後運営委員会にて検討し報告をさせていただきたいと考えております。
今後も引き続き育友会活動への御理解と御協力のほどよろしくお願い申し上げます。
令和3年度育友会総会書面審議報告.doc
⑤IBにおけるEnglish Bの授業 English B担当 清水隆司
English B担当の清水です。このブログもまだ序盤ですので、IBDP(本校の目指す日本の高校にあたる国際バカロレア教育)の基本的なことから書かせていただきます。
IBDPは6つのグループ(教科)と、既出のTOKを含む「コア」と呼ばれる3つの必修要件から構成されています。6科目のうち3~4科目をHL(上級レベル)、その他をSL(標準レベル)として学習していきます。HLの場合、2年間で約240時間、SLの場合2年間で約150時間の学習をすることになります。本校が目指す日本語DPでは、この6科目中2科目を英語等の外国語で実施することになっていますので、グループ2のEnglish Bに加えてもう1科目をおそらく英語で受講することになります。
さて、いわゆる現在の「英語」にあたるEnglish Bですが、国際バカロレアには日本で言う検定教科書はありません。何を使って学んでもよいのです。というより、あらゆる種類・形式の資料を用いて学習することが求められています。検定教科書はありませんが、Identities、Experiences、Human ingenuity、Social organization、Sharing the planetの5つの扱うテーマが決まっています。例えば仮定法といった文法のルールも、実践場面を通してこのテーマの中で学んでいくことになります。
授業は対話を重視し、多様性を認めながら意見を出し合う中で自然と英語力が磨かれます。英語を学ぶのではなく英語で学ぶ。言いたいことがあるからそれを伝えるための手段としての英語に学習意欲が湧く。そんなふうになればいいなと思いながら日々準備を進めています。
育友会会員の皆様へ
本日(5月12日)、令和3年度育友会定期総会【書面審議】のご案内を配布させていただきました。「総会資料」及び「学校経営方針資料」につきましては、お子様のグーグルクラスルームに配信しておりますので、資料をお読みの上、お手数ですが令和3年5月17日(月)までに、育友会総会 書面表決書・委任状を提出していただくか、Googleフォームで表決をしていただきたいと思います。
皆様にはお手間をおかけしますことを心よりお詫び申し上げます。
今後とも、育友会活動にご協力いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
鳥取県立倉吉東高等学校育友会
会 長 衣笠 優子
学 校 長 福光 浩