今日の出来事
今日の出来事
5月14日(水)の4・5限に全学年で、人権教育LHR(ロングホームルーム)を実施しました。
一年生は初めての時間でしたが、中学校までの学習を振り返り、高校での学習の必要性を確認しました。生徒たちは、教員との事前の打ち合わせをしっかり行い、司会をしたり意見を言ったり、有意義な時間を過ごしました。
テーマはそれぞれ、1年は「身近な差別」、2年「在日コリアンに対する差別」、3年は「公平公正な就職選考と就職差別」でした。10月8日(水)には公開人権教育LHRを実施します。是非ご参加くださいますよう、よろしくお願いします。
1年生の様子
本日6・7限に1・2年生の第3回人権教育LHRが行われました。
前週の事前学習の結果を踏まえ、各クラスの特色を活かしながら、
共通のテーマについて生徒が主体となって議論し、差別の解消に向け
て自分たちが何ができるかを議論しました。
1年生はオールロマンス事件、狭山事件等を取り上げながら解放運動
や同和対策事業の果たしてきた役割を考えました。2年生は地名総鑑、
戸籍不正取得事件を取り上げ、近年の差別について考えました。自分
が同和地区出身であることを公表した生徒もいました。まさに、差別
の問題は今ここにある問題であると感じた生徒も多かったと思います。
来年度の2年は外国人差別の問題、3年は同和問題の核心と言える就
職差別と結婚差別の問題も取り上げます。今回のLHRを通して、ク
ラスが来年度変わっても人権問題について同じ出発点から考えること
ができると思います。来年度も、生徒も教職員も一緒になって差別解
消のために動く力が得られるLHRにしたいと思います。
来年度も公開人権教育LHRがあります。保護者の方を始め、もっと
参加者が増えることを期待しています。生徒の学校での様子が見られ
る貴重な機会ですので、ぜひご参加をよろしくお願いします。
2月5日(水)に行われる第3回人権教育LHRに向けて6限を使って事前学習を行いました。
1年生はオールロマンス事件、狭山事件等を取り上げながら解放運動や同和対策事業の果たしてきた役割を考えます。
2年生は地名総鑑、戸籍不正取得事件を取り上げ、近年の差別について考えます。
ビデオを視聴し、それをもとにどのように思ったかを話し合いました。
パワーポイントを使った工夫を凝らした説明やグループで資料を共有しながら理解を深めました。
今回は歴史上実際に起こった差別事象を扱うので各クラスの人権LHR委員は放課後等開いた時間を見つけて綿密な調べ作業を行いました。明日クラスの進捗状況の報告会を開きます。意見やアイデアを持ち寄りさらに準備を進めていきたいと考えています。
本日の6・7限に公開人権教育LHRを行いました。
学年のテーマは、1年「人権問題に学ぶ」、2年「在日韓国・朝鮮人問題に学ぶ」、3年「結婚差別問題に学ぶ」でした。
本校では、生徒が教員と協力しつつ、生徒が中心となって主体的に取り組む人権教育LHRを行っています。テーマに沿って、各クラスがクラスの特色を活かしたLHRを行いました。
1・2年生は第3回のLHRがありますが、それにつながるものとなったと思います。特に2年生にとっては、海外研修前に隣国の歴史を知るうえで良い学習の機会となったと思います。
3年生にとっては、学校教育では最後となるかもしれないLHRでしたが、最も身近なテーマでもあり、さらに活発な活動や意見交換が行われました。
人権学習が特別な時間なのではなく、本校のすべての教育活動がつながっていると、教員も参観された方々も感じることができたLHRとなりました。ご来校いただきご助言いただいた皆様に感謝申し上げます。
クラスのLHRの様子です。
来たる10月2日(水)6、7限に行われる第2回人権LHRに向けて、本日事前LHRを行いました。各クラスが意欲を持って、アンケートやディベートを行っていました。各クラスの人権教育委員のメンバーはこの日のために昼休憩や放課後に集まり、時間が限られる中、アイデアを出し合い前回の改善点を踏まえて綿密に打ち合わせをしてきました。担任の先生のアドバイスを受けながらしっかりとクラスでリーダーシップをとれていたと思います。
生徒が主体となって「人権とは何か」について考えました。
担任の先生も話し合いに加わります。
3年生は倉吉児童センターよりお越し下さった大羽千鶴さんの講演を聞きました。顔をそむけず真剣な眼差しをしていました。各々考えさせられることがあったように思えます。
交流会は倉吉人権教育センターで行われました。今回のテーマは、「差別語、罵倒語について」でした。
最初に鳥取中央育英高校の倉本教諭による、言葉を使ったレクリエーションで頭と言葉を使った活動をした後、本校と倉吉総合産業高校で言葉に関するワークショップを開き、その後全国部落解放研究集会に参加した生徒の発表を聞きました。
昼には全員で焼きうどん・チョコレートフォンデュなどを作り、共同作業によってさらに仲良くなりました。
午後からはテーマについての分散会を行い、各班とも活発な発言がありました。他校の生徒の考えを聞くことによって、新しい発見があったという感想がありました。みんながとても楽しい時間を過ごせたという感想でした。
今回は解放研究部の生徒だけでなく、1・2年の各クラスからも代表者が参加し、交流会を盛り上げてくれました。来週の人権教育LHRに今回の体験や成果を活かしてほしいと思います。
鳥取中央育英高校・倉本教諭によるレクリエーション
ワークショップと交流クッキングの様子
分散会。それぞれの考えに新たな発見がありました。最後は解放研部員で記念撮影。
7/30(火)に、岡山県瀬戸内市の「国立療養所長島愛生園」に行きました。ここには、かつて判然病にかかり、その後遺症を治療されている方がいます。今回の研修では、ハンセン病とハンセン病・患者に関わる社会的差別・偏見の歴史を学ぶことができました。入園者の方のお話も聞くことができました。
世界では現在も何十万人もの患者が発展途上国を中心に存在しますが、現在の日本では発症する人はゼロに近く、発症してもすぐ治療ができる病気です。しかし、まだハンセン病とその患者に対する理解が進んでいるとは言えない現状があります。私たちの社会にある差別の構造と同じものがあると感じました。あらゆる差別の解消のために、これからも学び続ける必要があると部員一同再認識する研修となりました。みなさんも機会があればぜひご訪問ください。
かつてハンセン病患者が船で運ばれた時に存在した桟橋です。現在は崩れています。
園から外へ出たりした患者が懲罰的に入れられた「監房」跡です。
園に来た患者がまず収容され、消毒液入り風呂に入れられた「収容所」です。
慰霊塔(納骨堂)と水子地蔵です。療養所なのに納骨堂があるのがなぜかを考えてください。
愛生園の学芸員さんと記念撮影。右は、旧管理棟の「愛生歴史館」です。