平成22年度県立高校学力向上チャレンジ・サポート事業の一環として、本日第1回図書館ゼミを開催しました。
講師は、鳥取大学理事・副学長の本名俊正先生をお招きし、「地球問題と食料問題-未来は君たちの手の中にある-」と題して講演していただきました。先生は土壌学がご専門で、鳥取大学での研究のスタートが、黒ぼく土のある倉吉であったこと、私たちが暮らしているこの地は、かつての因幡の国は稲場の国、稲葉の国とも言ったように、生産性のよい肥沃な土地がある。これは、適度な降雨量、山と海までの距離などもともとの自然条件がよかったことに加えて、鳥取の人たちが農地として土壌をよく管理してきたという努力によるもので、こういう文化が育つ地盤がある。君たちがこの文化を受け継ぎ、この地に関心を持って守ってほしいと、熱く語られました。
丁寧にわかりやすく説明される本名先生 パソコン内には他人が入れたデータしかない。現場に行って人、土と
話そう。本物は、実物の中にある。
質問をする3年浜本くん 「まずやってみること」と自筆の書でエールを送る本名先生
謝辞を述べる3年岩里くん 参加者全員で Let's try. と気合を入れる
終了後も質問が絶えない。質問者は3年生朝妻くん。
第1回図書館ゼミ開催のお知らせ!!!
平成22年度県立高校チャレンジ・サポート事業の一環として、本校では図書館ゼミ等を計画しています。これは、読書に関する講演会や小論文指導により、知識量を増やすとともに、論理的思考力と、表現活動の充実を図る取組を本校から各高校へ発信し、学校の枠を超えて生徒同士が切磋琢磨することで学力向上を図ることをねらいとしています。
第1回 図書館ゼミ
講 師 鳥取大学理事・副学長 本名俊正先生
テーマ 「世界の農業・食料問題」
日 時 6月3日(木)16:00~17:30
場 所 鳥取県立倉吉東高等学校 大会議室
参加をご希望の方は、下記要項の担当者までお願いします。
第1回 図書館ゼミ実施要項
1 目 的
本年度学園祭のプレゼンテーションコンテストのテーマに関係する有識者による講演会を実 施することにより、生徒の研究の一助とするとともに、「研究する」とはどういうことなのかについて深く考え、学ぶことのできる主体的学習者を育成する。
2 内容および対象
講演①、②ともに テーマ「世界の農業・食料問題」
講師 鳥取大学 理事・副学長 本名俊正先生 (専門 土壌学)
対象 講演① 本校専攻科生(約70名)
講演② 希望する本校生徒、希望する高校生、県民等(約50名)
3 日 時
講演① 平成22年6月3日木曜日
午後2時40分から午後3時40分まで
(講演45分、質疑15分)
講演② 同日 午後4時から午後5時30分まで
(講演60分、質疑30分)
4 場 所
講演① 鳥取県立倉吉東高等学校 専攻科教室
講演② 鳥取県立倉吉東高等学校 大会議室
〒682-0812 鳥取県倉吉市下田中町801 tel 0858-22-5205
5 その他
この件に関する問い合わせ、参加希望等は、以下の担当者までお願いし
ます。
│ 倉吉東高 生徒会(山田智子)
│ 図 書 (宮脇)
│ tel.0858-22-5205
図書館では野球部応援企画として、
思い出の写真展「青春 夢 甲子園」
を開催しています。
2年連続出場を果たした1989年(平成元年)第61回選抜高校野球大会、1回戦の尼崎北高戦の写真を展示しています。惜しくも4-1で敗れましたが、選手の熱闘、応援席の大声援の様子が伝わってきます。写真は、当時「東宝ストア」さんに展示していたものを寄贈していただきました。
5月15日(土)の育友会総会の日、「大人(おせ)の一言」が始まる12時50分まで開館していますので、保護者の方もどうぞご覧ください。
5月7日(金)読書小論文委員会を行いました。
読書小論文活動では、読書を通して新たな知見や社会的な問題に触れ、かつ自らの考えを小論文などの文章の形にまとめる力を育てることを目的としています。
主な活動としては、
・ クラス単位で年間6冊の必読図書を読む(1、2年生)
・ 長期休業中に必読図書からの課題に対して小論文を作成
・ ロングホームルームで小論文品評会を実施
・ 優秀作品集「志在千里」の発行
・ 必読図書の著者を招いての著者講演会の開催
などがあります。今回は年間計画や職員の役割分担などについて話し合われました。
読書小論文委員会の様子 今年度の必読図書の一部
【第4回 図書館文化講座】
「サイエンス工作 ポップアップクリスマスカードを作ろう!」

12月16日(水)放課後、図書館にて10名が参加し、「紙」をテーマにしたサイエンス講義とクリスマスのポップアップカード作りをしました。
前半はクリスマスカード作り。講師の家庭科・田中先生の指導のもと、型紙の上から針で印をつけたり、カッターで切り込みを入れていきます。簡単そうに見えて細かい作業に皆の表情は真剣そのもの。仕上げの山折り、谷折りに苦戦しながらも、ツリーがうまく飛び出すと「おーっ」という歓声があがっていました。
後半はサイエンス講義。講師は物理の石田先生です。「紙」といえば・・・"お札"。見慣れた千円札を拡大し、様々な発見をしてみることから話は始まりました。外国の紙幣、電子顕微鏡で見た新聞紙やトイレットペーパーの画像、先生が薦める「ものづくり」や「サイエンス」の本などをブックトークのように紹介しながら、「紙」の不思議をお話しいただきました。
参加者は、クリスマスカード作りは「(物理の)宿題をやっているような感覚に襲われた」「目が疲れた」と言いながらも、久しぶりの工作を楽しんだようです。サイエンス講義も「とても興味がわく話でした」「身近なことから、いろいろな文化を知ることができておもしろかった」という感想が寄せられました。
【第3回 図書館文化講座】
読書会で「街場のウチダ論」を語ろう!
11月30日(月)放課後、明後日に予定している内田 樹先生をお迎えしての「著者
講演会」に向けて、図書館で読書会を開催しました。
参加生徒は11名。国語・関先生の司会進行のもと、まずは『寝ながら学べる構造
主義』『先生はえらい』など事前に読んだ内田先生の著書について感想や意見を述
べ合い、ウォーミングアップ。
その後、『街場の教育論』『日本辺境論』から抜粋したプリントをテキストにして、「こ
んにゃく問答」の実演も交えながら内田先生の「学び」について読みを深めました。
参加者からは、「講演を聞くにあたっていいステップになった」「自分は内田氏の著書
を2冊読んできたが、“学び”についての本は読んでいなかったので、少しでも内田氏
の“学び”についての知識をつけられて良かった」などの感想があり、講演会への期待
が高まりました。
12月2日、6、7限に著者講演会を実施しました。
本校生徒・教職員の他、保護者約40名、一般約30名の参加がありました。
講師には「下流志向」「街場の現代思想」他、多くの著書があり、本校の必読図書
「寝ながら学べる構造主義」の著者でもある神戸女学院大学教授の内田樹氏をお迎えして、
「学ぶ力-生き延びる力を育てる学校教育」という演題で講演をしていただきました。
「学ぶ力」を「スキャンする力」(自分を含む風景を俯瞰的に見る力)と「呼ばれる声
(コーリング)に答える力」という観点からとらえ、自分だけではなくいろいろな人を含む
「共同体」が生き延びるために、「視野を上に上げて大人になること」の大切さについて、
様々な例を交えながら話していただきました。
全体の質疑応答では、新政権の事業仕分けや進路選択の指針についての質問に、
わかりやすく含蓄のある答えをいただき、全体を通じて、今後、「学び」を考える上で
貴重なお話を聞くことが出来たと思います。
講演会後の有志生徒との懇談会も、沖縄の基地問題やユダヤ人の民族性など、
事前に読書する中で疑問に思ったことについて直接話を聞くことができ、有意義な
時間となりました。
12月2日、6、7限に著者講演会を実施しました。
本校生徒・教職員の他、保護者約40名、一般約30名の参加がありました。
講師には「下流志向」「街場の現代思想」他、多くの著書があり、本校の必読図書「寝ながら学べる構造主義」の著者でもある神戸女学院大学教授の内田樹氏をお迎えして、「学ぶ力-生き延びる力を育てる学校教育」という演題で講演をしていただきました。
「学ぶ力」を「スキャンする力」(自分を含む風景を俯瞰的に見る力)と「呼ばれる声(コーリング)に答える力」という観点からとらえ、自分だけではなくいろいろな人を含む「共同体」が生き延びるために、「視野を上に上げて大人になること」の大切さについて、様々な例を交えながら話していただきました。全体の質疑応答では、新政権の事業仕分けや進路選択の指針についての質問に、わかりやすく含蓄のある答えをいただき、全体を通じて、今後、「学び」を考える上で貴重なお話を聞くことが出来たと思います。
講演会後の有志生徒との懇談会も、沖縄の基地問題やユダヤ人の民族性など、事前に読書する中で疑問に思ったことについて直接話を聞くことができ、有意義な時間となりました。
【第2回 図書館文化講座】
「ハロウィンを楽しもう! Jack‐o’‐Lantern作りに挑戦」
10月27日(火)の放課後、図書館にて「ハロウィンを楽しもう!」をテーマに、14名の参加者
がジャックオランタン作りに挑戦しました。
この日は講師の先生にハロウィンのお話を聞いてから作業をする予定でしたが、講師にお願
いしたお二人の先生が風邪でお休みされたため、急きょインターネットの記事を参考にしなが
ら見よう見まねでジャックオランタンを作ってみました。
参加者は全員初体験ながら、段ボールカッターとおたまを使って作業を楽しみ、30分ほどで
愛嬌あるお化けが完成。暗くなってからろうそくを入れたところ、揺れる灯が幻想的な表情を
作り出し、図書館の前を通る生徒の注目を集めました。
そして、10月30日(金)は「図書館文化講座+α」として、風邪でお休みされた英語・尾嶋先
生とALTのイレイン先生に改めて参加していただき、外国でのハロウィンの様子をお聞きしな
がら、かぼちゃのリースやがい骨人形の工作を楽しみました。最後は全員が魔女の帽子をか
ぶって「Trick or Treat」と唱え、ハロウィン気分を盛り上げました。